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海外のリサイクル事情

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海外のリサイクルはどのようになっているのでしょうか?ヨーロッパのスウェーデンでは、日本と同じ工業国になります。スウェーデンでは、色々なところでリサイクルが盛んに行われています。

たとえば、学校給食の残りを、豚のえさにしたり、堆肥にするコンポストを使ったりしています。学校でもリサイクル、エネルギー、水、廃棄物など色々なテーマを決め、それが改善されるように子供のうちから勉強したりしています。

色々な製品、ビン、缶、プラスチック、ペットボトルなどのリサイクルできる資源のリサイクル率はとても高いのが特徴です。「生産者責任法」という法律によって、販売や製造会社が責任もってリサイクルするのです。また、アルミ缶やペットボトルなどは「デポジット制」を取り入れています。スーパーなどでデポジットできる機械を設置し、その機械に缶やペットボトルを入れるとお金が戻ってくるしくみになっています。

また、街の至る所に分別できるゴミ箱が設置されています。このようにスウェーデンでは、分別が徹底されており、リサイクル率もとても高くなっているのです。燃やしたりするゴミもありますが、燃やすときに生じるエネルギーは、暖房用のお湯を沸かすことに使われているのです。

この他の国でもリサイクルに取り組んでいます。

ドイツでは、幼稚園から資源の無駄使いを教えられます。文房具も替え芯がつかえるボールペンや、再生紙100%のノートを使い、小さいころから環境問題について色々教えられているのです。デンマークでは、使い捨ての容器や紙コップ、紙皿などに高い税金がかけられています。捨てる量を減らすのではなく、最初から買わないようにしているのです。